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Indigo Idea
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グラフィックトライアル2011
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グラフィックトライアル2011
2011年5月13日(金)〜8月7日(日)
印刷博物館P&Pギャラリー

写真の冊子は非売品で、アンケートに答えるといただけるものです。
会場で展開されていた制作過程や意図などがまとめてあり、嬉しい一冊です。
ぜひっアンケート書いたほうがよいですよ!

「基準の明確化」
佐藤可士和(アートディレクター・クリエイティブディレクター/サムライ)
これはインクの重ね刷り
0.1ptのフォント、0.003ptの線
インキメーカーで墨はどのぐらい違うのか
線数の違いでアミはどれだけかわるか

『どこまでででるのか、どう違いがでるのか』っていうことの極限まで!
これはね、できるなら全部買いたかったですね。
(1枚1万円のポスターでなかったら。)





「印刷トラブル」
祖父江慎(アートディレクター・ブックデザイナー/コズフィッシュ)
カレー粉をメジュームに混ぜ込んだインクのカレー印刷
製版前のフィルムにキズをつけたりべこべこにキズ・ムラ印刷
金の印刷をわざと酸化(しかも酢醤油で!)させた劣化印刷
などなど、偶発性あふれる、故意の印刷事故は見ていてたのしすぎ!

「なつかしい質感を探して」
名久井直子(ブックデザイナー)
切り抜いた型紙を直接版にして刷る、オフセットステンシル
紙厚の分ふんわりインクが乗っていたり。
アミをわざとずらして版ズレしてたり。
CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)を昔風に褪せた、レトロな特製インクにしたり。
やわらかマイルドな昔の絵本。いまでいうとこのナチュカワなビジュアルが完成。


「オフセット印刷で木版画に挑戦」
山本剛久(アートディレクター/凸版印刷)
オフセット印刷の基本はアミ点の密度を掛け合わせて色んな色を出すけれど、
インキと自体の濃度を薄め、別の色のインキと重ねて掛け合わされる。
浮世絵の多色刷りをオフセットでやってしまうという!
ほとんどアートの世界っ。




わりとどれだけ原点、原始に帰れるか?とかアナログ感がでるか?
そういったトライアルが多かったのが興味深かった展示でした。

家庭用プリンターも当たり前で、webの進化もあって画面上でしか見ないとか
卒ないキレイな色が、つでも誰でも手に入れられる
そう言う今だからこそなのかも知れませんね。

どのアプローチも刷りの技術が高くないと無理なので、これぞ日本の技術力ですよ。
すごく贅沢な印刷です。沢山つくらないからこそ保てるクオリティでもあります。
これは印刷フリーキー、職人もえーのみなさんにはたまりませんよ。

しかも入場無料です。
TOPPAN小石川ビルに行くため、飯田橋なんて初めて降りました。
出版系、印刷系が多くて、首都高が目立つ。静かなのに喧噪も感じる。
不思議な街でした。

a0086995_22381560.gifRankingよろしくどうぞ
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by natsuko419 | 2011-06-12 13:16 | Design and Art
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