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Indigo Idea
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沼地のある森を抜けて




久しぶりに、梨木香歩の物語を読んだ。
一言でいうと、ぬか床と沼地が融合するという。
何とも説明つけにくい話。
酵母と細胞がからみあう、ミクロの宇宙な展開。


生まれ続けること、育まれること、命を宿すこと
その紙一重で起きる死を「忌むもの、怖いこと」じゃなく
環の一部に表現出来る、梨木香歩の不思議。
「西の魔女が死んだ」や「りかさん」などに比べると、好き嫌いは別れそうな一冊。

前の週に梨木香歩の随筆「水辺にて」を読んでいてアザラシや腐葉土の話もチラっと出ていたかと。
創作活動中の興味が如実で、バラバラに散らばったそれらが、物語に精製していくのがあらわになる人だと思う。
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by natsuko419 | 2012-04-11 17:10 | Book
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