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Indigo Idea
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あした の きおく
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明日の記憶

渡辺謙さんの演じる広告代理店の仕事バリバリな営業部長。
典型的に家庭よりも仕事。
大きな契約も取って、一人娘もいよいよ結婚。
そんなさなか若年性アルツハイマーに。
それをぴっしりと支える妻役の樋口可南子さん。
二人を中心にひっそりとすすんでゆくおはなし。
硬く重く苦しくなりそうなアルツハイマーいうテーマ。

きちりと そして清々しさも持って描いています。


渋谷の取引先企業にむかう途中で迷子になってしまったときの焦燥。
(もちろんアルツハイマーのせいで、普通の迷子とは違いますよ。)
広告代理店の仕事のスピード。
東京という街の、日本の企業のけたたましさ。

やり手 49歳 一家の主。
培ったもの、養った力。急速に失っていく。たぶん、おおくの人がユルユルと失っていくその何倍も何十倍も速く失っていく。

ワタシが一番心にきたのは及川光博さんの演じるアルツハイマーの専門医が
ヒトは生まれて十数年ほど成長していく そのあとはずっと衰えていくだけ
というような言葉です。それが理だということを、知っているはずなのに、直視できなかったりするんですよね。人生は80年以上続くもんだみたいな。毎日はずっと続いて当たり前だとか。自分が大病なんてとか。

経験とか思慮とか思い出とかは増えていくんけれど、やっぱり生命ってヤツは失速して消えていくわけで。いずれ自分が無くなっちゃうのは怖いし。そんな自分見たくない。でもね、それをやたらに否定したり、あらがったりしなくていいのだと。見終わったあと、不思議な安らぎを残してくれました。

ずうっと上に上に、先に先に、勝ち続けて、勝ち獲り続けて。そんな世の中のほうが怖いでしょが。


ほぼ日課にとい新聞には「『明日の記憶』とつきあう。」という、主演の渡辺謙さんと糸井さんのメールによる往復書簡のコーナーと樋口可南子さんや堤幸彦さんとの対談などを集めたコンテンツがあります。
ちなみにリアルの世界では樋口可南子さんは糸井重里さんの奥様です。
劇中の樋口可南子さんがほんとに素敵でね。あんな妻になりたいのです。
とても濃いないようなので、映画に興味がわいた方は是非に。



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by natsuko419 | 2009-05-28 20:38 | Movie
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