根津美術館
燕子花図屏風 と八橋図屏風を壁一面に向き合うことができるという。
迫力のある企画展。
八橋とは、かきつばたを見て、「妻を置いて、こんなに遠くまできちゃったな」と感傷的になる。
「から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ」
かきつばたという五文字を折句した、高校の古文でも出てくる有名な伊勢物語の歌。
美術館の庭園には実際のかきつばたも咲いていてオツ。
かきつばたの佇まいは、スッと水辺に咲いて、凛々しい。
男のしめっぽさとは対照的ですな。
ことしは渋い美術館を攻めていきたいと考え中。