国立新美術館展示の感想です。ちなみに上の画像は、展示の最後に開館記念プレゼントで置いてあったポスターです。
いつも思うのですが、美術館というのは見た目も確かにおっきいのです。
しかし展示室に入ってから初めて、その内包する空間の広さに驚かされます。
出来れば、履きなれたスニーカーで鑑賞するするのが、一番らくちんと思うのですが、
せっかくだからお洒落したくて、パンプスで行くと大体足の裏がガチガチ状態になるのです。
休憩室が屋外展示スペースに面した場所に数カ所設けられているのですが、先客ラブ2カップルに肩身が狭くて、踵を返すワタクシ。ふはーっ。休憩室は目につきにくいし、人は少ない場所だけど、一応パブリックスペースなの。。。
別の休憩室は誰も居なかったので
Fritz Hansenポール・ケアホルムのPK80ベンチに思い切りくつろいできました。
国立新美術館開館記念展
「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」を見てきたのです。
常設展示を持たないことが、国立新美術館の特徴ですが、すべての企画展を見るのはスケジュール的に厳しかったので。
写実的な芸術から前衛アート、デザイン、工芸、建築まで広く展示していました。
確かに、世界中の多種多様な美術館。それぞれが収蔵し取り扱う作品の幅はより広く、より深くなっているのだよなあ。その過程を展示の流れにそって体感できると言いますか。
「芸術は時代と物との関わり」ってことを強く感じました。
写実が重要だったときは、物質的豊かさに対するあこがれと言うか、固執が高かったのだろうかなと。家!装飾品!家具!食べ物!をアピールする静物画。
じゃなきゃ、テーブルの上に果物と瓶と「自然を装った不自然」な感じに、わざわざ並べないのではないかしら、きっと。
物が豊かにあふれるにつれて、だんだんその物をナナメ視線から表現してる。
草間弥生のマカロニコート、貧しくてお腹すいてた時代ならコートになんか出来ませんよね。
Art na Click!